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shake's COUNTRY LIFE
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カントリーライフ#8 朝の散歩
特にここ何年か歩くのが好きになって、毎日ではないけど良く散歩するようになった。そうでもしない限り俺の人生は、ほとんどギターを抱えて座っているばっかりでいつも体がむずむずしているからだ。
ただ東京では歩くといってもコンクリートの道と車の騒音、排気ガスから逃れられる場所はほとんど無く、土の上を歩きたくて多摩川のそばに引っ越した。
そこは他にも森林公園などがあって結構良かったけど、それでも多摩川は段々ゴミが目に付くようになってうんざりするようになった。

カントリーライフ#8 朝の散歩 _f0209618_14342522.jpg

ドイツの作家や作曲家の伝記などを読むと、昔はドイツにはあちこちに大きな森があってみんな毎日散歩をしていたりして羨ましかったけど、今は家から20メートルも歩くとすぐ原生林があるのでとてもうれしい。贅沢なことだと思っている。
毎日ではないけど、たいてい起きて1時間ぐらい、面白い道を見つけたりして遠くまで行き過ぎると2時間ぐらいになる事もある。富士山をちょっと登ってみたり、シカの出る野原を目指して歩くこともある。
森の中を枯れ葉をカシャカシャ、枯れた枝をバキバキ踏んづけるたびに妙に楽しい気分になる。冬に入ってからは、それに加えて霜柱をザクザク踏みながら歩いたり、池に張っている氷を石で割ったりして、小学生の頃の記憶がよみがえってくる。

昔は今の女子高生のように一年中同じような格好をしていたので、冬はいつもとっても寒かった。だから冬は必要以外あまり外に出なかった。 
でも何年か前から雪の中でもワッハッハと転げ回りたくなったので、ダウンをはじめ色々本格的に防寒着をそろえた。だから今は気温が零下でもいっさい寒さは感じない。逆に防寒して歩いているとすぐに暑くなるので途中でいつも脱ぐ羽目になる。冷たい空気が気持ちいい。

誰もいない森は、葉っぱもみんな落ちて空っぽなので、とても明るく今でも場所によっては鳥の声がたくさん響いている。
どこを歩いているのかわからない時の感覚が楽しいので、気分にまかせてずんずん突き進んでいくけど、最後に本気で帰ろうと思った時には方向感覚が良いせいですぐ帰り道がわかってしまう。それは便利だけど少しつまらない気がする。
それでも森の中の、ある気に入った場所に行こうとすると、目印がないのでなかなかたどり着けなかったりもするんだけど。

夏から秋、冬になってもどんどん景色が変わっていくので飽きることがない。
まだ雪も降っていないので、雪が降って真っ白な世界を歩くのがとても楽しみだ。

Shake
BIG LOVE
by shake_countrylife | 2004-01-09 14:32 | 2004.1~3
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