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shake's COUNTRY LIFE
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カントリーライフ#10 冬花火
河口湖で真冬の一ヶ月間毎週末やってるという冬花火を見に行った。
冬は空気が澄んでいるので星がとてもきれいだけど、花火もきれいに輝いてた。
寒いので時間は30分という短い時間だけど、その短い時間にあらゆる技を凝縮しているのでかなり見ごたえがあった。

夏に河口湖で見たときもびっくりしたけど、今まで見たこともないような光り方や不思議な動きの花火がいっぱいあって、花火も毎年進化しているんだなと思った。
ナパーム弾のように、落ちながらついたり消えたりするのもあってベトナム戦争みたいだった。

気温はマイナス2度だったけど、顔に当たる湖畔の弱い風は痛かった。

夜は近所のドイツ語の先生と新聞の洋画担当の記者という妙な組み合わせのカップルの家にイノシシ鍋パーティーに呼ばれた。
実際に知り合いが狩りをしてきたらしい。
この家には去年の夏にも庭で羊を丸焼きにするというパーティーに呼ばれた。
次は熊の唐揚げでも誘ってくれるかな。
イノシシは生まれて初めてだったけどなかなかおいしかった。

ドイツの文学や音楽が好きだといったら、ニーチェの解釈をしてくれた。
ニーチェはジムモリソンの影響で伝記を読んだり、そのほか思想の主なところを自分なりに理解していたけど、俺の理解よりはずっと救いのあるものだった。
とにかく20世紀のありかたに大きな影響を与えた人間だと思う。
ニーチェに限らず30代の頃は、どこに本当の生き方があるのか探していろんな思想や宗教の本を読んだ。

でももう21世紀だし、もう人の思想は関係ないかな。
ロマンティックな楽しみとして色んな事を知っておくのは良いけど、大事なものは人それぞれの中にあるということが良くわかってきたし、もう探す必要は感じない。
あと自分に必要なことははゆっくり、日々の生活の中で感じ取っていけば良いと思ってる。

Shake
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by shake_countrylife | 2004-01-25 14:40 | 2004.1~3
カントリーライフ#9 おとぎの世界
深空のライヴの後、富士山の家に帰ったら待望の雪が積もっていたので、次の朝、早速あちこちドライヴした。車は四輪駆動でスタッドレスタイヤに交換してあるので、わりと強気にどこでもがしがし入ってみた。一度、除雪してない下りの坂道に入ってしまった時はハンドルもブレーキも利かなくなって斜めに滑り落ちた。焦ったけど2メートルぐらいですぐ止まり、バックで登れたので助かった。雪の多い下り坂は入ってはいけないことがわかった。
天気はとても良く、雪は徐々に解けていったけど、山に囲まれた本栖湖とかは特にきれいで満足して帰った。帰ってみると、結局一番雪が深かったのは家の回りで、それがとてもうれしかった。

驚いたことに一晩寝て起きたら今度は40~50センチも新たに積もって、それでもまだ降り続いていた。雪が降ると暖かいというのは聞いていたけど、本当に全く寒さを感じなかった。

それは完全に閉ざされた世界のようで、あきらめと大きな喜びがこみあげてきた。もう音楽どころではないので、外に出て写真をいっぱい撮った。雪に包まれた朝は静かで、不自然な感じに明るく夢の中にいるような感じだった。
たまに鳥の声が聞こえて、気づくと食べ物がないのか、すずめを黄色くしたような鳥がめずらしく近ずいてきたりした。

そのうち除雪車がきたのでこの日もまた車で出かけた。
走り出すとすぐに濃い霧が出てきて、いっそう幻想的な感じになってきた。相乗効果で興奮はどんどん高まり、久しぶりに犬のような気持ちになった。

森や牧草地など雪の上をタイヤを滑らせて走る不思議な喜び、真っ白な雪と霧に中に馬が立っている映画のような光景、牛は一切何も感じていないらしく、いつも通りじっとしていた。

湖めぐりを始めた頃、太陽と青空が出てきて現実に戻った。
精進湖は凍っていて、広い樹海の向こうで富士山がより大きく見えた。

Shake
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by shake_countrylife | 2004-01-20 14:39 | 2004.1~3
深空でイヴェントに出た。
この日はASIA初登場だったけど、一緒に出たバンドのメンバーがみんな一緒にやるのをとても喜んでくれて、俺達にとって良いムードのイヴェントだった。新曲を入れて6曲インスピレーションを感じながら演奏できた。

深空はピアノとギター、打ち込みのリズムという形態なのでその分制約も多いけど、何をやっても新しい感じになるので面白い。
今までも何度かライヴはやっているけど、音楽的にもやっとスタイルが見えてきた段階なので、しばらくは実験としていろいろ知らない場所に出ていこうと思ってる。

次の日、映画『真実のディートリッヒ』を見に行った。ディートリッヒは俺にとってずっと特別な存在で、孫が監督したというこの映画も強烈だった。
帰りは雪の降る中、たまたま車の中にディートリッヒのカセットがあったので、それを聴きながら中央高速をドライヴして帰った。
降り続く雪と映画の強烈な感動とが一つになっていた。
ディートリッヒの幸せな歌を聴きながら、山や相模湖の間をのんびりすり抜けていくのは素晴らしい気分だった。

家についたら家がかまくらになっていた。
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Shake
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by shake_countrylife | 2004-01-19 14:36 | 2004.1~3
カントリーライフ#8 朝の散歩
特にここ何年か歩くのが好きになって、毎日ではないけど良く散歩するようになった。そうでもしない限り俺の人生は、ほとんどギターを抱えて座っているばっかりでいつも体がむずむずしているからだ。
ただ東京では歩くといってもコンクリートの道と車の騒音、排気ガスから逃れられる場所はほとんど無く、土の上を歩きたくて多摩川のそばに引っ越した。
そこは他にも森林公園などがあって結構良かったけど、それでも多摩川は段々ゴミが目に付くようになってうんざりするようになった。

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ドイツの作家や作曲家の伝記などを読むと、昔はドイツにはあちこちに大きな森があってみんな毎日散歩をしていたりして羨ましかったけど、今は家から20メートルも歩くとすぐ原生林があるのでとてもうれしい。贅沢なことだと思っている。
毎日ではないけど、たいてい起きて1時間ぐらい、面白い道を見つけたりして遠くまで行き過ぎると2時間ぐらいになる事もある。富士山をちょっと登ってみたり、シカの出る野原を目指して歩くこともある。
森の中を枯れ葉をカシャカシャ、枯れた枝をバキバキ踏んづけるたびに妙に楽しい気分になる。冬に入ってからは、それに加えて霜柱をザクザク踏みながら歩いたり、池に張っている氷を石で割ったりして、小学生の頃の記憶がよみがえってくる。

昔は今の女子高生のように一年中同じような格好をしていたので、冬はいつもとっても寒かった。だから冬は必要以外あまり外に出なかった。 
でも何年か前から雪の中でもワッハッハと転げ回りたくなったので、ダウンをはじめ色々本格的に防寒着をそろえた。だから今は気温が零下でもいっさい寒さは感じない。逆に防寒して歩いているとすぐに暑くなるので途中でいつも脱ぐ羽目になる。冷たい空気が気持ちいい。

誰もいない森は、葉っぱもみんな落ちて空っぽなので、とても明るく今でも場所によっては鳥の声がたくさん響いている。
どこを歩いているのかわからない時の感覚が楽しいので、気分にまかせてずんずん突き進んでいくけど、最後に本気で帰ろうと思った時には方向感覚が良いせいですぐ帰り道がわかってしまう。それは便利だけど少しつまらない気がする。
それでも森の中の、ある気に入った場所に行こうとすると、目印がないのでなかなかたどり着けなかったりもするんだけど。

夏から秋、冬になってもどんどん景色が変わっていくので飽きることがない。
まだ雪も降っていないので、雪が降って真っ白な世界を歩くのがとても楽しみだ。

Shake
BIG LOVE
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by shake_countrylife | 2004-01-09 14:32 | 2004.1~3