深空としてもライヴは久しぶりだったけど、そのわりに進化していたし、楽しめた。
ドラムやパーカッションがいないので、久しぶりにやると妙な感じはあるけど、その分ギターとピアノの音がダイレクトに表現できる気持ち良さもある。
三国さんとももう長いし、ほとんど話をしなくてもその場の空気でやりとりできるので楽だ。ホーリーマウンテンもそうだけど、少人数でやる方が音のコミュニケーションがとれて演奏しがいがある。
久しぶりのエッグマンは多少入り口の辺りが変わっていたけど、それ以外は20年前と何も変わっていなかった。本当にそんなに時間が過ぎたのかなと思った。
リハが終わって客席にいると、昔のいろんな記憶がよみがえってきた。
エッグマンには昔本当にお世話になった。その前にレベッカをやっていて唯一のつては雑誌のプレーヤーとエッグマンだった。それも直接話したこともなかった。
レッドを組んでまだ1曲もレパートリーがないのに、電話で事情を話すと2ヶ月後にワンマンのブッキングをしてくれて、無償でツアーのブッキングもしてくれた。
プレーヤーの方も記事を載せてくれて、なんとか新しいバンドをスタートすることが出来たのだった。それから1年と2ヶ月の間エッグマンでライヴをやり続け、最後には3日間満員にして、卒業したのだった。あっという間の出来事だったけど、とても印象に残る美しい瞬間だった。
俺もまだほとんどまともにギターも弾けなかったし、みんなバンドのヴィジョンの中でなんとか出来ることを必死にやっていた。
あの頃関わってくれたすべての人達、ありがとう。
Shake
BIG LOVE